―宮崎監督の作品「天空の城ラピュタ」―
空から少女が落ちてくる―! 少年パズーがその少女を助けた事で物語は幕を開ける。少女の名はシータ。空の海賊一味と謎の黒眼鏡の男達に追われていた。シータが持っていた「飛行石」の神秘的な輝きに導かれ、2人はやがて、天に浮かぶ伝説の城「ラピュタ」に足を踏み入れることになる…。
冒険心を書き立てられる粗筋です。1986年公開作品ですが、未だに色あせていない点が素晴らしい。鑑賞後、なぜか気持ちが安らいでいる自分がいるのです。
当時の監督の作品には共通点があります。それは環境破壊、自然が如何に大事であるかをアニメを通して人々に伝えている事です。人間が人口的に切り取ろうと挑戦した結果、失敗した自然環境。自然とテクノロジーを両立させてこそ、宇宙船地球号の一員としての人間と言えるのでしょう。
コンクリートジャングルで生活をしていると、やはり、緑が恋しくなってきます。フィトンチッド等の効能も要因でしょうが、自然に触れていると落ち着きます。夜露で濡れた土の匂い・吹いてくる優しい風・日本ならではの四季折々が見せる季節の表情。頻繁ではなくとも、山や海へ、自然と対話を求める欲求は止められない気がします。
自然と共生を保つ・今の環境を後世に受け継いで行く意味でも、個人レベルで、自分の健康と自然環境に配慮しながら、暮らす事の必要性を強く感じます。私達はそれぞれにライフスタイルとしての、ロハス(LOHAS)を考えてみるべきでは無いでしょうか?
今月の一枚 「天空の城ラピュタ サウンドトラック 飛行石の謎」
*この作品は子供達への情操教育の一環としても、お薦めです。